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プラットフォーム系動画配信ビジネス事例分析:ShowTime・Yahoo!動画・GyaO!

亀田年保

要旨

 動画配信サービスが始まった当初、PCを中心としオープンインターネットサービスとしていち早くこの分野を開拓したサービスの一つが有線ブロードネットワーク(現USEN)と楽天が共同で設立したShowTimeだった。動画配信ビジネスは収益化が難しいと言われ、また動画共有サイト、地上波放送局が運営するCP系動画配信サービスも、時折、単月での黒字があるものの、収益安定には至っていない。

 そのような状況下、ShowTimeは黒字を維持しておりデバイスをPCに限定した動画配信ビジネスでは敵なしの状態となっている。一方、同じUSEN100%資本で無料サービスとしてスタートしたGyao(以降:旧Gyao)は赤字に耐えきれず、Yahoo! JAPANでこちらも赤字サービスであったといわれているYahoo!動画と2009年秋統合。現在、新生GyaO!(以降:新GyaO!)として安定的な黒字化を目指して地上波放送局から出資を仰ぐなどの施策をうっている。

 本ケースはShowTimeの収益化にいたるまでの過程と、ShowTime競合社の代表的存在であったYahoo!動画及びその後継サービス新GyaO!の施策について述べる。

掲載

2010年11月26日掲載

PDFファイル

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