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ジュピターテレコムの多角化戦略

本多尚彦

要旨

 本ケースでは同社の「インフラ型プラットフォーム事業者」としての多角化(ケーブルテレビ事業・電話事業・インターネット事業等)戦略について記載している。

 ジュピターテレコムは、日本最大のケーブルテレビ局統括運営会社・番組供給事業統括会社である。「通信と放送の融合」により関連産業に大きな機会がおとずれたかと思われたが、実際に顕著な業績を上げている事例は多くない。どの事業者も厳しい運営を余儀なくされているのが現状である。そのような環境の中、「放送側」から通信を取り込むことで「通信と放送の融合」を実現し、高収益モデルを確立した企業がジュピターテレコムである。その大きな秘密は、ケーブルテレビ事業のインフラを基盤にした多角化戦略にある。

掲載

2009年2月24日掲載

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