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新日本プロレスの挑戦

~V字回復とグローバル展開~ 中山淳雄、根来龍之

要旨

新日本プロレスはプロレスの始祖、力道山の弟子であるアントニオ猪木が日本プロレスを脱退して1972年に設立した団体である。テレビ朝日をスポンサーとして金曜日午後8-9時という視聴者数の多い時間帯の看板番組として1986年まで中継放映され、その勢いで売上は1997年の39億円に至るまで伸び続けてきた。だが、それ以降は凋落の一途をたどり、2011年に11億円となるころには、すでに深夜帯で30分まで短縮された番組放送の中止や団体としての存続の危機といった状態まで陥っていた。

しかし、新日本プロレスがその後復活を遂げて、2018年度には売上49億円と最高収益に到達することとなった。その契機は2012年1月のブシロードによる買収である。さらに、新日本プロレスは、国内の基盤が整ったとみて、グローバル化にも本腰を入れようとしていた。

掲載

2020年7月掲載(ケースの時点:2019年10月)

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