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「顧客コンテンツが存在する製品」の予想余命期間の主観的決定モデルの構築

-カセットテープレコーダー、ワープロ、レコードプレーヤーの事例分析を通じた研究- 根来 龍之(早稲田大学大学院商学研究科教授/IT戦略研究所所長)
荒川 真紀子

要旨

衰退期に入った製品カテゴリーはいずれ消えていく運命にあるため、製品を供給する企業は衰退期のある時点において投資の継続や撤退の判断を行う必要がある。この判断は企業により異なる。すなわち継続あるいは撤退の判断は、その製品の余命期間がどのくらい長く続くのかという企業の主観的な認識により決定されるからである。またその主観的な認識は判断する時点ごとに変わることがある。そのため衰退製品を持つ企業は、ある時点でこの先どのくらい続くのかという「余命期間」を推測しながら、投資の継続あるいは撤退の判断をしなくてはならない。

本研究は、この予想余命期間について、以下の分析を行うことを目的とする。まず、事例分析によって、予想余命期間がどう変化するかを示す。その事例分析を受けて、予想余命期間の変化に影響を与える要因のモデルを提案する。
予想余命期間には、技術変化、消費者のニーズの変化、供給者の思惑、規制の変化など多様な要因が影響する。従来の関連する研究は、多くの場合、技術変化に着目している。本研究では、予想余命期間に影響を与える技術変化以外の要因として、顧客コンテンツの存在にも着目する。

キーワード

ライフサイクル衰退期、予想余命期間、顧客コンテンツ、代替品との機能優劣、自我関与性

掲載

2008年8月掲載

PDFファイル

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