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業界プラットフォーム型企業の発展可能性

―提供機能の収斂化仮説の検討― 足代 訓史(早稲田大学大学院商学研究科)
根来 龍之(早稲田大学商学部)

要約

 本稿は,B to Bを支える業界プラットフォーム型企業(ある業界の複数企業のための,業界内外の個人または企業との取引に使用する業界共通の仕組みを提供する組織体)の発展方向を,理論的には取引コスト,実証的には比較事例分析を用いて研究したものである.比較事例分析の結果,「業界プラットフォーム型企業は,業界プラットフォーム型企業の本来的改善ジャンルについて,提供が可能と思われる改善ジャンルに新機能を追加することで発展することができる.」という業界プラットフォーム型企業の発展可能性に関する暫定命題が導き出された.加えて,業界プラットフォーム型企業の発展の方向性に関しては,「業界プラットフォーム型企業は,提供機能を収斂させる方向で発展していく.」という「準収斂化仮説」が導き出された.

キーワード

業界プラットフォーム型企業,取引コスト,業務改善,変化コスト/変化後コスト,収斂

掲載

2004年3月31日掲載

PDFファイル

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