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IT化による自動車産業のレイヤー構造化

~自動車産業における3つの「レイヤー戦略モデル」~ 中村 幹宏(本田技研工業株式会社)  
根来 龍之(早稲田大学ビジネススクール教授/IT戦略研究所所長)

要旨

現在、自動車産業は大きな転換点を迎えている。IT化や技術進化に伴い、レイヤー構造化の前提となるモジュール化、ソフトウェア化、ネットワーク化の流れが進展しており、産業構造の変化に直面しているからである。今後自動車産業にどのような産業構造の変化が訪れるのか、自動車メーカーはそれにどう対応するべきであるかという点について、レイヤー構造化という“新たな視座”を用いて本稿では考えていく。 本稿では、日本の自動車産業及びIT企業などの新規参入企業の事例研究によって、レイヤー構造化が進展する要因及びそのプロセスを示す。また対象企業のレイヤー構造化の視座を用いた事例分析を通じて、レイヤー構造化に対応する戦略をあらわす「レイヤー戦略モデル」を定式化する。 本研究の意義は、レイヤー構造化の主な研究対象となってきたネット産業ではなく、伝統的製造業である自動車産業をレイヤー構造化という新たな視点で論じることで、レイヤー戦略論を発展させることである。加えて、日本の自動車メーカーに対しレイヤー戦略という視点で今後取るべき戦略について提言を行うことである。

キーワード

レイヤー構造化、レイヤー戦略、プラットフォームビジネス

掲載

2016年5月掲載

PDFファイル

PDF(4.2 MB)

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